くしかわ姫(7)
二人のようすは、やがて村のしゅうの目にふれるようになった。
「なんとお似合いのお二人じゃ。」
「まるでおひなさまのようにきれいじゃわ。」
「しあわせな夫婦になられますのじゃろ。」
村のしゅうは、うれしそうにうわさし、あたたかく二人を見守っておった。

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