折花姫(1)
むかし  むかし
日本のあちこちで激しい戦いが起きているころのことでした。戦いに負けた侍はある者は殺され、ある者は落武者となって、人の住まない山奥に逃げ、見つからないようにかくれ住んでおりました。
津久井の青根には、この落武者の姫「折花姫」にまつわる悲しい物語が、今も語り伝えられているのです。

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