くしかわ姫(13)
ずっとあとになって・・・。
くし川の下流である小倉村で、たまたま釣りをしていたお年寄りが、川底に光る美しい櫛を見つけたそうな。
村人は、若君と姫君の話を知り、川原橋の上の丘の小さな祠を建てて、その櫛をまつったと。
この祠を「小櫛堂」と名づけて、二人の冥福を祈り、供養をしたそうな。
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