雛鶴姫(5)
姫一行は、富士山を信奉する人の姿に身を変えて、相模の小田原山まで行きました。京のみやこへ上る道を探りに行った家臣のひとりは、
「東海道は敵の兵や馬であふれておりまする。相模川に沿って、みやこへの裏街道を進まれてはいかがかと思われまする。」

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