お夏きつねと孫三郎きつね
「うわぁ なんてきれいな娘なんだ。」 
魚売りは、かごを道端に置き、持っていた薬を娘にあげ介抱をしている間に、 孫三郎に魚をとられてしまいました。 

「しまった。やられた。あの娘はきつねだったのか。」 
しっかり者の魚売りは、じたんだをふんでくやしがりました。

日も沈みかけ、自分たちの住みかに帰る途中、孫三郎がお夏に言いました。
私たちは、シアワセだよ!」
「どうしてシアワセなの?」 
「だってさ こうやっていつも小坪の新鮮な魚が食べれるんだよ」 
「ほんと、逗子って良いところね。」
孫三郎とお夏はいつまでも幸せにくらしたとさ・・・ 
メデタシ! メデタシ!


きつねと知恵くらべ
お夏ぎつねと孫三郎きつね

絵:竹富 哲樹

お  わ  り



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