雛鶴姫(13)
時がたって・・・
ひそかにここを訪れた方がありました。護良親王の第一皇子陸良親王でした。墓にぬかずいた親王は、父母の死を悼み、神社を建てました。
これを雛鶴神社ともうします。親王は、母のなくなったこの地に住んで一生を送ったと伝えられております。
姫が命をかけてお守りした護良親王のみしるしは、のちに都留の朝日馬場の石船神社におさめられ、今も大切に保存されているということです。

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